Lumo編集部より:
このコラムは、「美に繋げる歯科衛生士」ASAMIさんへのインタビュー記事です。
ASAMIさんの言葉には、かつて自分に自信が持てなかったからこそ滲み出る、
静かなやさしさと凛とした美しさが宿っています。
日々に追われて、自分のことを後回しにしていたあなたにこそ届いてほしい、
小さな勇気と希望をくれる1本です。ぜひご覧ください。
「いちばんワクワクする瞬間に、寄り添いたい」
――今、どんな活動をされていますか?
歯科衛生士として正社員で働きながら、ネイルの活動も始めています。
以前から資格は持っていたのですが、なかなか活かせずにいて…。
でも最近、「人がワクワクする瞬間に関わりたい」と思うようになって、
マルシェやボランティアで、低価格でネイルを提供する活動を始めました。
「出会いが、私をそっと動かしてくれました」
――ボランティア活動に踏み出したきっかけは?
人の役に立ちたいという思いは、以前からずっとありました。
ただ、なかなかそういう場所に出会えなかったんです。
自分から動くようになってから、価値観の合う方と出会い、
「こういう活動があるよ」と声をかけてもらって、自然と広がっていきました。
「“綺麗”は、心を動かす魔法だと思うから」
――歯科とネイル、一見違うようで、どこかつながっているようにも感じます。
どちらも、“その人らしさ”が出る場所だと思っています。
前歯の印象は、第一印象を大きく左右するし、
ネイルも、手元が綺麗だと気分がふっと明るくなる。
ネイルをしているお母さんがふと笑顔になる瞬間が、とても嬉しいんです。
「“コンプレックスだった肌”が、誰かの希望になるかもしれない」
――スキンケアについても、大切にされているんですね。
私は長年、ニキビに悩んでいました。
10年以上皮膚科に通っても改善せず、肌を触るのもつらかった時期がありました。
でも、スキンケアを丁寧に見直していったことで、
肌だけでなく心まで軽くなっていったんです。
その経験があるからこそ、同じ悩みを抱える人に寄り添いたいと思っています。
「“そのままのあなた”に、光を当てたい」
――日々の活動の中で、大切にしている想いはありますか?
「その人の魅力を、そっと引き出すこと」です。
コンプレックスだと思っていた部分が、他人から見ると魅力に見えることって多いと思うんです。
だからこそ、「私なんて…」と思っている人の中にある光を、見つけて伝えたい。
やっぱり、笑顔を見るのがいちばん嬉しいです。
「私を変えてくれたのは、“出会い”でした」
――ご自身が変わったきっかけは?
いちばん大きかったのは、「付き合う人が変わったこと」。
ポジティブで、いつも長所を見つけてくれる方たちと関わるうちに、
少しずつ「私にも良いところがあるかも」と思えるようになりました。
今は、自分が誰かにとってそんな存在になれたら嬉しいと思っています。
「人はいつからでも、変われる」
――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
人は、いつからでも変われます。
環境も、人との関係も、自分の選択で変えていける。
ほんの少し勇気を出して踏み出すだけで、世界が変わりはじめます。
私自身がそうだったように、この投稿が誰かの“新しい始まり”になれたら嬉しいです。
Lumo編集部より:
ASAMIさんの言葉には、過去の自信のなさを乗り越えたからこその
やさしさと芯の強さが宿っています。
「自分を大切にする」という視点から生まれる小さな行動が、
周りの世界に静かに変化を起こしていく。
忙しさの中で、自分の笑顔を後回しにしていたあなたの背中を、
そっと押してくれるような一編です。