Lumo編集部より:
「一人でも多くの人が、自分の体と心を大切にできるように」
瑠美さんの活動には、そんな優しさと情熱が静かに、でも力強く流れています。
スポーツ栄養を通じて、ただパフォーマンスを上げるだけではなく、
その人の“これから”がもっと自由で健やかになるように――。
食の力を信じ、未来へつなぐそのまなざしに、深く心を動かされました。
「スポーツ栄養で、未来の健康と豊かさを」
――まずは自己紹介をお願いします。
私は現在、スポーツ栄養を主軸に活動しているフリーランスの管理栄養士です。
オンラインでの個別サポートに加えて、地域での講演活動や料理教室なども行っています。
食を通じて、選手やご家族の「健やかな未来」を支えることが、私のライフワークです。
「正しい“食”が、選手の心と体を守る」

――具体的には、どんなサポートをされているのですか?
ジュニアからプロまで、幅広いアスリートに向けて、栄養のサポートをしています。
チームや学校へ伺っての栄養セミナーや、保護者の方へのアドバイスなど、活動は多岐にわたります。
それぞれの状況に応じて、食事の改善や補食の提案を行い、日々の小さな積み重ねが大きな成果につながるよう、丁寧に寄り添っています。
「自分の失敗を、誰かの力に変えたい」
――このお仕事を始めたきっかけを教えてください。
私自身、学生時代にスポーツをしていたのですが、知識がないまま無理なダイエットをしてしまい、体を壊した経験があります。
もっと早く「正しい食の知識」があれば、あんなに苦しまなかったと思うんです。
だからこそ今、同じように悩んでいる子どもたちや選手に向けて、正しい情報と優しいサポートを届けたいと強く思っています。
「“食べること”は、自分を大切にすること」

――活動の中で、どんな想いを大切にされていますか?
食事は、技術やメンタルの前にある「土台」だと考えています。
その土台が整ってこそ、本来の力が発揮できる。
心と体がつながっているからこそ、食の大切さを一人でも多くの方に伝えたいです。
私は「病気になってから」ではなく、「なる前」にできることに目を向けたい。
その予防的な視点も、スポーツ栄養の大きな役割だと信じています。
「サポートの形は、ひとつじゃない」
――今取り組まれている内容をもう少し詳しく教えてください。
個別サポートでは、スポーツキッズや保護者の方への栄養相談、プロ選手の食事改善を行っています。
さらに、スポーツ栄養を学ぶ人を育成するスクールも主催していて、学びと実践の場をつなぐマッチング活動も始めました。
スポーツ栄養がもっと地域に根づくよう、健康福祉や地域活性の文脈でも動き始めています。
「名前より、“想い”を届けたい」
――肩書きにはあまりこだわらないとのことですね。
肩書きはあまりこだわっていなくて、名刺にも「管理栄養士」とだけ書いています。
役割や事業の内容は変わっても、根っこにある想いは変わらないから。
大切なのは、目の前の人にちゃんと届くこと。私はそう思っています。
「食で、自分の可能性を広げていけるように」

――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
私のミッションは、「食で未来の健康と豊かさをつくる」こと。
食事はただ栄養を摂るだけでなく、自分を整え、自分らしさを育てる手段でもあります。
体と心を大切にすることで、見える世界が少しずつ変わっていきます。
そんな“想像のきっかけ”を、食を通じて届けられたら嬉しいです。
これからも、未来に向けて一緒に歩んでいけたらと思います。
Lumo編集部より:
「食べることを通じて、自分の可能性に気づいてほしい」
瑠美さんの言葉には、そんな想いが丁寧に編み込まれていました。
毎日の食事が、未来の自分をつくっている――
そのメッセージは、スポーツをしている人だけでなく、
すべての人にそっと届いてほしいと願わずにはいられません。